磁束と閉路

分極を求めよって言われても困るわなぁ。一般に分極P
D=\epsilon_0 E + P
と書けるので、線形媒質なら電束密度D=\epsilon Eを満たすことから
P=(\epsilon - \epsilon_0)E
となる。あまりに簡単だからこんなんで良いのかと思ってしまったが、これで良いらしい。ちなみに\chi = \epsilon - \epsilon_0を電気感受率と言うらしい。


磁束\Phiってのは面に対して定義されるものだと思っていた。つまり
\Phi = \int_S B\cdot \bf{n} \mathrm{d}S
という感じ。でも、実は閉曲線Cを定義してやれば、その閉曲線上に作られる閉曲面なら何でも磁束はひとつに定義できる。すなわち、閉曲線Cによって磁束\Phiがひとつに決まるのだ。
これ知らなかった。
「閉曲線Cに鎖交する磁束を求めよ」
というのは、こういうことを言っているのだと思う。
当然、一番計算しやすいように平たい面を取るよね。便利だなぁ。