単位面積あたりに働く電磁波の圧力

力って何?
かの偉大なNewtonの運動方程式を思い出せバカ者が。
「物体の運動量の変化は、及ぼされた力に等しい」
だろ?
\frac{\mathrm{d} {\bf P}}{\mathrm{d} t} = F
ただ、これが電磁場・電磁波の場合にも当てはまることは決して自明ではない。
むしろ、電磁場・電磁波を実体として認めるなら、これが成り立っていなければならないという要求が課されていると言い換えても良い。
単位体積あたりの電磁波の運動量\bf gは、ポインティングベクトルSを用いて
{\bf g} = \frac{\bf S}{c^2}
と書ける。電磁波の進行方向に垂直な単位面積を考えると、そこでの運動量変化は
c{\bf g} = \frac{\bf S}{c}
である。
実はこれこそが、単位面積あたりに働く電磁波の圧力に他ならない。
共通物理の答え合わせ会で光圧が何かという話になったので、備忘録的に記しておこう。