量子力学

『ディラック現代物理学講義』

P. A. M. Dirac 著 ちくま学芸文庫 なんつーか、俺の物理観はディラックから来ているといわれても何も文句は言えないなと思ったのが正直なところ。 繰り込み理論とかで満足しちゃってる物理学者何なの?(←第二章の要約) 第三章のモノポールについては、非…

『物性研究者のための場の量子論』(3)

疑問点を友人が解決してくれた。 持つべきものは頭が良くて理論厨な友人だな。 を展開する。 まず二行目の中の被積分関数を交換関係を用いて変形する。 一行目の被積分関数も変形する。その上で、部分積分を用いて導かれる関係式 を使うと 以上より

『物性研究者のための場の量子論』(2)

輪読第一回。Sec.2-1~2-4まで、担当俺で。 そのときの議論のまとめ。 Sec.2-1 相互作用の無い場合での多粒子系の量子力学を、一粒子系の場の方程式に書き直す 最初はHeisenberg描像で、そのあとSchrodinger描像に直す Sec.2-2 2-1では「多体系→場の一粒子系…

『物性研究者のための場の量子論』(1)

Fedora 12が11/17にリリースされるそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 ボクは元気です。 多分。最近固体物理の勉強ばかりになってしまって更新することがほとんどなかった。 固体物理とか覚えゲーだお。 友達に 「解析力学の勉強会やろうぜ!」 と…

Dirac量子力学 (1)

自宅警備員と勉強する機会を得てしまったので、そのときのメモをアップしてみる。 まぁ彼はずっと超伝導の勉強をしていたのだが。 Dirac "The Principles of Quantum Mechanics" 化学系の友人(物理化学系らしいが)がこの本を読んでいたので、確か勧めたの…