連成振動
力学のヤバさは異常。
質量体1,2の質量がM1,M2、円柱の質量がm、ばね定数は左から順にk1,k2とする。
が与えられた。分かりやすく計算の本質を失わないように
と置き直し、円柱の変位をと書くことにする。そして質量体2と円柱の間の垂直効力をとおく。
すると運動方程式は
の3本。問題は(小問ひとつ分なのだが)、初期状態から円柱が質量体2から離れるまでの時間と、そのときの円柱の速度を求める。
ひとまず円柱と質量体2が離れる前の話を考える。すると、二体は同一運動をしているので
(これに気づくのにまず15分かかった)
となり、の瞬間となるのでこのとき円柱は質量体2から離れる。
これを用いて、離れる前までの運動方程式を書き直すと
となる。ただしとした。
この連成振動を解くのだが、これがまた一苦労。
正弦波形を仮定して行列式=0で解くやり方もあるが、気づかなかったのでひとまず飛ばす。
上の式を変形して
の形になれば、普通の単振動なので即座に
と解ける。よって、逆にこれを満たすλを求めてやる。
を計算すると
となるので
を要求すると
となるので、
と変形できる。の初期条件を考慮すると、
と求まる。を考慮すると、
となる。
さて、ようやく垂直抗力が0となるtが求まりそうだ。
となる最小のt(t>0)を求める。
とおくと
ここで、めるきたんによると和積公式は
らしいので
となる。これを0にするtの候補としては
があるが、前者の方が明らかに小さい。よって、これが答えである。
離れる瞬間の速度は、とおくと、である。
これが小問ですってよ奥さん。いや、死んでもできないわ。
あー院試受かる気がしない。
先日の制御は、リヤプノフ関数とかいうのを考えると解決した。
現代制御の範囲。俺制御論第二取ってないっての。
別の教科書借りる作業か…。